小樽の可能性と魅力をひき出し
人口減少に歯止めをかけます
将来に向け、解決しなければならない課題は様々ありますが、小樽にとっての最重要課題は毎年2,000人ずつ減少を続ける人口の問題です。
しかし、高齢化が進むなど、基礎自治体が自然減(死亡>出生)に歯止めをかけることは難しく、社会減(転出>転入)に歯止めをかける政策を重点的に進めます。
そのためには、多くの施策をそこに集中する必要があり、二期目では、地域経済の下支え、「強み」を生かしたまちづくりを進め、新たな雇用や所得を生み出すとともに、妊娠から出産、子育て期の支援を一層拡充し、若い世代の方々が安心して働き、子育てができる環境をつくり出すことで、定住や移住を促し社会減に歯止めをかけます。
さらに、こうした「強み」を生かしたまちづくりや子育て環境の充実などにより、居住、移住、観光(訪問)そして投資の面から「選ばれるまち」を目指し、持続可能なまちづくりを進めます。
重 点 公 約
- 子育て支援策を着実に進めます
医療費や保育料など子育てに関わる家計負担の軽減、保育環境の改善と保育士の確保、さらには安全で安心して過ごせる子どもの居場所の充実など、子育て支援策を着実に推進します。 - 子どもの学習環境、先生の働く環境を改善します
耐震化など計画的に学校の改修や学校教材の充実を図るとともに、専門的知識をもった外部人材の積極的な登用により教員の働く環境と児童生徒の学習環境の改善に努めます。 - 子どもたちの豊かな感性を育み、潜在的な可能性引き出す環境づくりを進めます
文化、芸術、スポーツに取り組む児童生徒の活動を支援し、豊かな感性を育み、潜在的な可能性をひき出す環境づくりを進めます。 - 創業支援を充実し、起業人材の移住を進めます
市内に移住し、起業を目指す方に対する相談体制の強化と、創業支援策の充実に努めます。 - 小樽の個性を活かし、人や企業に共感されるまちづくりを目指します
歴史的な建造物で形成される個性的な街並みと、海や港の魅力を活かし、人や企業に共感をいただけるまちづくりを目指します。
◉安全・安心なまちづくり
除排雪や防災、減災のための体制の強化と性別、年代、ハンディキャップの有無にかかわらず、市民の誰もが安心して暮らせるまちづくり
- 「波」を重ねる新型コロナウィルスに対し、医療、検査、相談体制を堅持し、必要な対策を講じ、市民の命と健康を守ります。
- 地球温暖化によると言われる局地的、集中的な降雨、降雪に対応できる消防力、防災力、除排雪体制を強化し、市民の暮らしを守ります。
- 高齢の方々が住み慣れた地域で元気に暮らし続けられるよう、福祉、医療、介護等が連携した支援の充実に努めます。
- 多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる社会の実現のため、意識の醸成に努めます。
- ひとり親世帯や医療的ケアが必要な子どもの支援を充実させるとともに、家族の世話を担っている子ども(ヤングケアラー)を確かな支援につなげる体制を整備します。
◉活気あるまちづくり
すべての市民が健康で、生きがいを感じ、地域経済を支える中小企業が元気に事業を続けることができるまちづくり
- 観光客の回遊性を高める取り組みや、地域色豊かな体験プログラムの充実により、滞在型、消費型観光を推進し、経済波及効果を創出します。
- 経営基盤の強化のため一次産品の付加価値を高め、ブランド化を進めるとともに、高い技術力を有した製造業の製品開発や販路拡大を支援します。
- 町会活動の支援などを通じて、つながりを持てる地域づくりを進め、市民の健康と生きがいづくりを支えます。
- 経済団体との連携により企業の事業承継を支援するとともに、キャリア教育や企業説明会の充実、女性の復職支援などにより地元雇用の拡大に努めます。
- 魅力ある商店づくり、商店街づくりを支援し、市内消費を喚起することで、市民にとって身近な商業環境を維持します。
◉将来を見すえたまちづくり
デジタル化による行政サービスの利便性向上や、小樽駅前地区、小樽港第3号ふ頭の整備、新幹線の活用、歴史的景観の保全など、将来を見すえたまちづくり
- 電子申請やキャッシュレス決済などデジタル化を推進し、行政サービスの利便性の向上に努めます。
- まちの活力を維持するため、民間の力を活用し、小樽駅前地区や小樽港第3号ふ頭とその周辺地区の整備を進めます。
- 歴史まちづくり法に基づく「重点区域」を定め、個性ある歴史的景観の保全に努め、魅力あるまちづくりを進めます。
- 通学、通院、買い物など暮らしを支える公共交通の維持と利便性の確保に努めます。
- 北海道新幹線新駅の利用促進に向けた戦略と、新駅周辺のまちづくりの具体化に取り組みます。
- 港湾貨物やクルーズ客船を誘致し、物流と交流の観点から、小樽港の振興を図ります。
- 新規操業や設備投資を支援し企業の誘致を進めるとともに、サテライトオフィス等の市内開設を支援します。
- プールを併設した体育館の建設により市民の健康増進とスポーツの振興を図るとともに、文化芸術の鑑賞機会の充実を図ります。
- 脱炭素社会の実現に努める一方で、市内で計画される風力発電所の建設は、自然環境などへの影響を見極めるとともに、市民の皆さんのご意見をお聴きしながら、その是非を判断します。
決断・実行・責任の人
はさま俊哉のまちづくり Q&A
Q 1 :除排雪はどうなりますか?
A 1 :除雪対策本部を早期に設置し、早めに降雪シーズンに備えます。バス路線やスクールゾーンなどを優先するなど、市民の皆さんに納得いただける除排雪を行います。
Q 2 :子育て支援についてどう考えますか?
A 2 :子育てを気軽に相談できる体制を整えます。保育所や放課後児童クラブなどの子どもを預けられる場所を拡充して、仕事と家庭の両立ができる環境整備をします。
若い世代の方々からのご要望の多い癒される公園整備も進めます。
Q 3 :高齢者対策についてどう考えますか?
A 3 :高齢の方々が地域社会との接点を持ち、健康寿命を延ばし元気に生活のできる生涯現役社会を目指します。また、要介護者や認知症高齢者のケアサービスの充実に努め、家族介護の負担軽減やご本人の生活の質の向上を図ります。
Q 4 :ふれあいパスは続けますか?
A 4 :ふれあいパスの目的は、高齢者の皆さんが街に出て色々な活動等にかかわり元気に生活することです。利用者・事業者の話をふまえ、ふれあいパスは今後も継続します。
Q 5 :経済活性化策についてどう考えますか?
A 5 :地場の農水産物のブランド化を進め、製造業では新商品開発や国内外への販路拡大を支援します。商業では、商店街や市場の賑わいづくり、空き店舗の活用を進めます。中小企業や小規模事業所の事業継承や新規開業の支援を行い、生きがいを持って働ける場の創出を図ります。
Q 6 :観光振興についてどう考えますか?
A 6 :これからも伸びるクルーズ客船の誘致を進め、第3号ふ頭周辺を「みなと観光」の拠点として市民や観光客が憩える場所に整備します。港町としての歴史や文化を軸に、北運河や旧手宮線、旧銀行街などと一体的整備を行い、新しい観光拠点を作ります。外国語表記の充実やおもてなし意識の向上を進め、国際観光都市No.1を目指します。
Q 7 :カジノについてどう考えますか?
A 7 :カジノは小樽にはなじみません。カジノに関する議論を進める考えはありません。
Q 8 :泊原発の再稼働についてどう考えますか?
A 8 :泊原発は、小樽中心部から約40㎞しか離れていません。7年前の福島原発事故について小樽市民は重く受け止めており、泊原発の再稼働については市民の安心・安全を第一に慎重に考えていきます。
Q 9 :小樽市議会との関係はどうなりますか?
A 9 :議会は多様な市民の代表です。議会の意見や主張に耳を傾け、真摯に説明責任を果たし、市長・議会・市職員が一丸となって市民サービスの向上に努めます。
Q10 :市長の給与についての考えは?
A10 :市長の給与は以前から15%削減していますが、さらに10%削減します。